東京カンテイ

2021年10月12日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は21年4月～21年6月までの3ヵ月間を集計

中野坂上が大幅上昇

東京メトロ丸ノ内線（池袋～荻窪）における平均坪単価は323万円。1年前に比べて19万円、6.2％上昇した。事例数は2848件（前年より272件減）、平均築年数28.7年（1年前27.7年）、平均専有面積は45.59平方メートル（同48.42平方メートル）だった。今回掲載区間（新宿三丁目～荻窪）の最高値は西新宿の402万円。また、支線（中野坂上～方南町）における平均坪単価は270万円。1年前に比べて35万円、15.1％上昇した。事例数は654件（同38件増）、平均築年数は29.2年（同32.3年）、平均専有面積は51.60平方メートル（同44.54平方メートル）。

西新宿は築古物件の取引が増えたことで2％の下落。本線と支線の接続駅で、都営大江戸線も乗り入れる中野坂上は、21.7％もの上昇となった。築浅物件が増えたことで平均単価を押し上げた。新高円寺と南阿佐ヶ谷は下落基調。

支線の中野新橋、中野富士見町、方南町共に10％台の上昇だった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ