東京カンテイ

2020年12月1日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年6月～20年8月までの3ヵ月間を集計

上石神井が下げ止まる

西武新宿線（西武新宿線～本川越）の平均坪単価は155万円で、1年前から3.6％、6万円上昇した。事例数は3282件（前年より371件減）、平均築年数が27.8年（1年前27.4年）、平均専有面積は58.32平方メートル（同58.09平方メートル）。掲載区間の最高値は上石神井の188万円。

上石神井は前期の下落が下げ止まり、平均坪単価は188万円となった。平均専有面積は60平方メートル台前半で推移。築浅事例が見られず、平均築年数は上昇傾向にある。

田無はほぼ横ばい。事例数が300件超で推移し、掲載区間で最多を誇る。

花小金井は大幅上昇し、平均坪単価は120万円となった。平均専有面積も60平方メートル台半ばまで拡大しており、築浅のファミリー向け物件が一定数出たことが想定される。

久米川は6％台の上昇となり、平均坪単価が100万円を超えた。事例数は200件超でファミリー向けが多い。

所沢は下落基調で、前期から下落幅が広がった。築年数の上積みが進んでいる。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ