東京カンテイ

2020年6月2日号　京急空港線、京急逗子線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は19年10月～19年12月までの3ヵ月間を集計

金沢八景、築古目立つも上昇

京急空港線（京急蒲田～穴守稲荷）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は223万円で横ばい。事例数は353件（前年より21件減）、平均築年数が19.9年（1年前20.9年）、平均専有面積は52.83平方メートル（同48.18平方メートル）だった。区間最高値は京急蒲田の246万円。

糀谷は反転下落。前期から15万円下落して平均坪単価は232万円となった。築年数の上積みが進んでいる。

京急逗子線（金沢八景～新逗子）の平均坪単価は101万円で、1年前から1万円上昇した。事例数は276件（前年より33件増）、平均築年数が33.7年（1年前33.1年）、平均専有面積は71.50平方メートル（同65.78平方メートル）。区間最高値は新逗子の182万円。

金沢八景は、前期の横ばいからわずかながら上向いた。平均築年数は30年台半ばと古いが、今期はファミリー向け事例が増え、平均専有面積は70平方メートル台にまで拡大した。

新逗子は事例数が30件未満と少なく、個別事例による影響が大きく出ている。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ