東京カンテイ

2022年6月21日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年2月～4月までの3ヵ月間を集計

長津田が大幅上昇

東急田園都市線(渋谷～中央林間)における平均坪単価は265万円で、1年前に比べて35万円、15.4%上昇した。事例数は4743件(前年より111件増)、平均築年数は29.0年(1年前28.3年)、平均専有面積は60.58平方メートル(同63.37平方メートル)だった。今回掲載区間(鷺沼～中央林間)における最高値はたまプラーザの204万円。

前年は14駅中6駅(あざみ野、藤が丘、田奈、長津田、つきみ野、中央林間)が下落していたが、今回は全駅で上昇となった。いずれも二桁の上昇だった。

たまプラーザは上昇基調で200万円台に乗せた。ファミリー向け物件の取引が増え、平均専有面積は5平方メートルほど拡大した。

前年のマイナスから上昇に転じた駅の中でも長津田(13.9%減→16.2%増)の上昇幅が目立つ。

南町田グランベリーパークは4.1%の上昇。平均専有面積は拡大傾向で、今回は80平方メートル台に突入した。中央林間は取引事例が増えた。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ