2017年8月28日
駅別中古マンション価格 / 新京成電鉄①
2017年8月29日号 新京成電鉄①
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積 「現状価格」は17年2月〜17年4月までの3ヵ月間を集計
松戸、常盤平が堅調
新京成電鉄(松戸~京成津田沼)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は81万円。1年前に比べて0.4%上昇した。事例数が973件(前年より89件減)、平均築年数が23.9年(1年前21.9年)、平均専有面積は70.01平方メートル(同69.64平方メートル)だった。掲載駅における最高値は松戸の96万円。
同路線の大半は、旧日本陸軍鉄道連隊が戦前に演習用として敷設した線路で、終戦後、京成電鉄へ払い下げられた経緯がある。今回は専有面積60㎡半ばから70㎡半ばが多い区間。事例数30以下の駅が多く、上昇・下落幅へ影響している。対照的に、事例数が多い松戸(296件)と常盤平(83件)は堅調だ。緩やかな上昇を維持しており、松戸は100万円台の大台が目前。50年代に団地建設が進められた常盤平団地は、高齢化とそれに対応する団地自治会の取り組み「孤独死ゼロ作戦」等がマスコミでも取り上げられた。
八柱は前期の二桁下落から23%の上昇に転じた。築浅物件が増え、築年数も4年以上若返っている。
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