2016年3月14日
駅別中古マンション価格 / 東京メトロ南北線②
2016年3月15日号 東京メトロ南北線②
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面「現状価格」は15年9月〜15年11月までの3ヵ月間を集計
交通至便で飯田橋上昇
東京メトロ南北線(目黒~赤羽岩淵)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は325万円。1年前に比べて49万円、17.7%上昇した。事例数が2546件(前年より617件増)、平均築年数が20.6年(1年前21.0年)、平均専有面積は59.84平方メートル(同62.35平方メートル)だった。今回掲載駅(飯田橋~赤羽岩淵)における最高値は飯田橋の364万円。今回掲載駅は本駒込と志茂を除き、すべて上昇した。
飯田橋は平均年数が進むも、築浅物件もある程度市場に出たこともあり、12%超えの上昇。5路線が乗り換えできる便利に加え、JR総武線の駅舎の移動工事予定などもあり、ますます発展しそうだ。
本駒込は平均築年数が10年超えと築浅中心の市場。今回調査では5%近く下落したが、ファミリー向けのマンション市場は相変わらず活発だ。
横ばい状態が続いていた王子は15%の上昇。これは、事例数が極端に少ない西ヶ原を除いて、最大の上昇率となっている。南北線全線開通から15年以上が経過し、そのストックが豊富にあり、今後も注目される。
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