東京カンテイ

2022年8月30日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年5月～7月までの3ヵ月間を集計

立川は引き続き上昇

JR青梅線(立川～青梅)における平均坪単価は121万円で、1年前に比べて16万円、14.8%上昇した。事例数は986件(前年より74件増)、平均築年数は29.9年(1年前29.2年)、平均専有面積は59.70平方メートル(同56.90平方メートル)だった。今回掲載区間における最高値は立川の187万円。

全11駅中、前期は4駅がマイナスだったが、今期はすべてプラスとなった。上昇率も二桁のケースが散見される。

JR3路線が乗り入れる立川は、大型商業施設のほか多くの飲食店が集まり、利便性の高いエリア。前期に続き上昇し、事例数も増加。活発な取引状況がうかがえる。西立川は取引事例の減少傾向が続き、今期は12件にとどまった。拝島と小作は二桁の上昇で、平均坪単価は100万円を超えた。

取引事例が111件で立川に次いで多い青梅は、昨年のマイナスから今期は18.4%の二桁上昇となった。面積の広い物件の取引が増え、平均専有面積は60平方メートル台に乗った。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ