東京カンテイ

2022年2月22日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は21年10月～12月までの3ヵ月間を集計

2駅除き反転上昇

JR東海道本線(横浜～小田原)における平均坪単価は153万円で1年前に比べて25万円、19.8%上昇した。事例数は2687件(前年より430件減)、平均築年数が26.7年(1年前は26.5年)、平均専有面積は66.40平方メートル(同69.16平方メートル)。今回掲載区間の最高値は横浜の255万円。

神奈川県の太平洋側の各都市を結ぶ。前年は戸塚と藤沢、平塚を除く全駅が下落していたが、今期は反転し、下落したのは二宮と鴨宮の2駅のみだった。

最高値の横浜は13.3%の増加。取引事例数も468→524へと増加した。大船と藤沢は20%台の上昇。大磯は18.6%の上昇だった。広めのマンションの取引が多く、平均専有面積は91.09平方メートルで掲載区間の中でも突出している。二宮は下落基調が続き、今期も33.3%もの大幅下落。平均築年数は34.6年→40.0年へと築古化が大幅に進んだ。小田原は22.9%もの大幅上昇。取引事例数は100件を下回り91件だった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ