東京カンテイ

2021年7月20日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年12月～21年2月までの3ヵ月間を集計

柏の葉は14％増に

つくばエクスプレス線（秋葉原～柏の葉キャンパス）の平均坪単価は203万円。1年前に比べて1.6％上昇した。事例数は1224件（前年よりも16件減少）、平均築年数が17.4年（1年前は16.7年）、平均専有面積は60.51平方メートル（同61.52平方メートル）だった。同区間の最高値は秋葉原の381万円。

都内・山手線のターミナル駅である秋葉原を起点に茨城方面の延びる路線。05年に開業した。

都心へのアクセスがよい北千住までは概ね上昇傾向。特に新御徒町では前年比12.3％の上昇となっている。

一方で、六町から先の路線の駅は上昇と下落が入り交じる。八潮と三郷中央では共に11％の上昇。事例数が60件前後にとどまり、個別事例の影響を受けやすいこと、更には平均築年数が5、6年のように築浅物件が多い点が特徴だ。南流山と流山セントラルパークは築古化が進んだことで下落。柏の葉キャンパスは築浅物件の取引が増え、前期比14.2％の増加となった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ