2021年5月 4日
駅別中古マンション価格 / JR総武線②
2021年5月4日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年12月~21年2月までの3ヵ月間を集計
事例数は減少傾向
JR総武線(三鷹~千葉)の平均坪単価は219万円で、1年前から3.3%上昇した。事例数は6965件(前年より1015件減)、平均築年数は27.4年(1年前26.9年)、平均専有面積57.17平方メートル(同57.43平方メートル)。今回掲載区間(四ツ谷~小岩)の最高値は四ツ谷の445万円。
全体的に事例数は減少している。平均坪単価で最高値だった四ツ谷は、築古化の影響で前年よりも7.7%低下した。一方、周辺の市ヶ谷や飯田橋はそれぞれ10.9%、16.1%の二桁増となり、平均坪単価は400万円台に乗った。御茶ノ水も19%の大幅上昇となった。前年よりも築浅・広めの物件比率が高まった影響と想定される。秋葉原はここ数年、平均築年数が20年未満で推移している。
今期も事例数の多さが目立ったのが錦糸町、亀戸、新小岩だ。それぞれ300件台半ばの事例数を維持し、取引は活発だ。錦糸町は前年よりも築古化が進んだものの平均坪単価は5.2%増となった。
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