東京カンテイ

2019年6月25日号　JR総武本線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は19年1月〜19年3月までの3ヵ月間を集計

好調の馬喰町、300万円超に

JR総武本線（東京～四街道）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は150万円。1年前に比べて3万円、2.1％上昇した。事例数は2679件（前年より174件減）、平均築年数が23.1年（1年前22.6年）、平均専有面積は63.64平方メートル（同62.94平方メートル）。掲載区間における最高値は馬喰町の310万円。

馬喰町は好調。前期から上昇幅は小さくなったものの、今期も6％台の上昇で平均坪単価は310万円となった。カップル向けを中心に築浅案件取引の割合が増えた。

錦糸町、新小岩も上昇した。どちらも取引件数が400件超と活発だが、錦糸町は広めのカップル向け、新小岩はファミリー向けが中心。

津田沼は横ばい。平均築年数の上積みが見られるが、取引件数は安定的に300件弱を維持している。

四街道は2年連続で二桁下落。取引件数が50件程度と限定的な上、築浅物件も出回りにくい状況が続き、平均築年数が路線平均（23・1年）を上回った。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ