東京カンテイ

2018年8月14日号　東急池上線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は18年4月〜18年6月までの3ヵ月間を集計

再開発中の池上が反転上昇

東急池上線（五反田～蒲田）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は245万円。1年前に比べて2万円、0.9％上昇した。事例数は1852件（前年より50件増）、平均築年数が24.1年（1年前22.0年）、平均専有面積は49.73平方メートル（47.30平方メートル）だった。掲載駅における最高値は荏原中延の304万円。

五反田から蒲田までの15駅、全長10.9キロをつなぐ同線は、全線開業から90年を迎えた。駅間が短く、他線が近接、交差するため、複数路線が利用できる駅が多い。前期に比べて平均坪単価が減少した駅が増えたが、その多くは大崎広小路、戸越銀座など事例数が100件未満だ。

五反田は好調。JR、都営地下鉄、東急の3路線が乗り入れる接続駅で、平均築年数が30年を超えながら事例数は300件以上を維持。2年前から21万円上昇した。

池上は反転増で10万円上昇した。池上本門寺の門前町で有名な同駅とその周辺は再開発の最中で、20年には駅舎と駅ビルが完成予定だ。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ