東京カンテイ

2017年5月16日号　東武東上線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積　「現状価格」は16年12月〜17年2月までの3ヵ月間を集計

東京地区はおおむね堅調

東武東上線（池袋～小川町）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は152万円。1年前に比べて13万円、9.3％上昇した。事例数は3277件（前年より643件減）、平均築年数が22.8年（1年前22.6年）、平均専有面積は55.83平方メートル（同56.21平方メートル）だった。掲載駅における最高値は池袋の271万円。

板橋三駅は上昇と下落駅が入り乱れる展開。下板橋は堅調で、11％超の上昇により、200万円台の大台を超えた。築浅物件が複数出て、事例数が少ない同駅では相対的にシェアが拡大したことによる。

東武練馬と下赤塚も堅調。東武練馬は150万円を切る価格だったのが、二桁上昇を2年続けた結果、180万円と大台をうかがえる位置に。築20年超の事例が多いが、リフォーム済み物件がシェアを大きく占めたため、上昇した。

和光市、朝霞も上昇基調が継続している。築年数は前回から上積みしたものの、ファミリー向け物件を中心に底固い展開となった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ