東京カンテイ

2016年9月27日号　東急大井町線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面「現状価格」は16年6月〜16年8月までの3ヵ月間を集計

二子玉川は高止まり

東急大井町線（大井町～溝の口）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は239万円。1年前に比べて15万円、6.7％上昇した。事例数は1594件（前年より265件増）、平均築年数が21.3年（1年前22.0年）、平均専有面積は62.86平方メートル（同62.70平方メートル）だった。掲載駅における最高値は二子玉川の302万円。

大井町は緩やかな上昇基調。JR京浜東北線なども乗り入れるターミナル駅となっていて、コンパクトタイプはもとより、ファミリータイプも人気になっている。

自由が丘は言わずと知れた人気駅で、コンスタントに上昇している。ただ、この1年は平均専有面積が縮小している分の単価上昇であり、ほぼ横ばいとなっている。

最高値を出した二子玉川だが、坪単価は5万円下げ、この路線で唯一の下落となった。前期大幅上昇（25％超）しており、実質的には高止まりとなっている。

溝の口は上昇基調。事例はファミリータイプが多く、20年超の物件でも人気がある。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ