東京カンテイ

2016年6月28日号　JR南武線②、支線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面「現状価格」は16年2月〜16年4月までの3ヵ月間を集計

新駅小田栄は上昇基調

JR南武線（川崎～立川）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は182万円。1年前に比べて25万円、15.8％上昇した。事例数は2211件（前年より355件増）、平均築年数が18.0年（1年前18.4年）、平均専有面積は60.88平方メートル（同62.53平方メートル）だった。掲載駅における最高値は府中本町の159万円。

最も上昇したのも府中本町で、17.8％アップ。ただし、事例数が少なく、高単価な事例が出たことが要因で取引は低調に推移している。

JR南武線（支線・尻手～浜川崎）における坪（3.3平方メートル）当たりの平均価格は145万円。1年前に比べて5万円、3.1％上昇した。事例数は247件（前年より7件増）、平均築年数が16.1年（1年前15.1年）、平均専有面積は59.72平方メートル（同61.77平方メートル）だった。掲載駅における最高値は八丁畷の161万円。

小田栄は今年の3月に誕生した新駅（過去のデータは現駅周辺地域による）。大型SCやマンションの新設などが影響し、15％以上の上昇となっている。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ