東京カンテイ

2023年10月24日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月～4月までの3ヵ月間を集計

東池袋が500万円の大台に

東京メトロ有楽町線(辰巳～和光市)の平均坪単価は374万円で1年前に比べて22万円、6.4%上昇した。事例数は4775件(前年より958件増)、平均築年数が24.8年(1年前22.4年)、平均専有面積は56.65平方メートル(同56.15平方メートル)。今回掲載区間(護国寺～和光市)の最高値は東池袋の501万円。

護国寺は堅調。今期も約5％の上昇で322万円となった。広めの物件、事例数の増加により、平均専有面積は60平方メートル台に拡大した。

東池袋は5.5％の上昇で500万円の大台に乗った。事例数は171件と増加傾向。平均築年数も16.7年と路線全体より若く、今期は築浅化が進んだ。

池袋も事例数が増加傾向で、同路線最多の772件。平均専有面積は40平方メートル前後で推移。築年の上積みが進み、30年台に乗っているが、今期も上昇し324万円となった。

前期で二桁上昇した要町は1.5%の反転下落で266万円となった。平均築年数が35年と築古化が進んだ。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ