2023年10月10日
駅別中古マンション価格 / 東京メトロ半蔵門線
2023年10月10日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月~4月までの3ヵ月間を集計
隅田川以東では一服感
東京メトロ半蔵門線(渋谷~押上)における平均坪単価は449万円で1年前に比べて23万円、5.4%上昇した。事例数は2647件(前年より200件減)、平均築年数が26.7年(1年前25.7年)、平均専有面積は54.76平方メートル(同55.83平方メートル)。最高値は永田町の804万円。
今期は都心部の多くで、前期から上昇率が拡大した。渋谷は9.2%上昇し、500万円の大台に乗った。平均築年数は30年超と路線平均を上回る状況だが、事例数は同線最多の548件を誇る。
ファミリー向けが多い表参道から半蔵門は前期から上昇を継続。特に半蔵門は21.7%の大幅上昇で672万円となった。築浅物件の割合が増え、平均築年数が若返った。
対象的に隅田川以東の各駅は上昇率が鈍化した。清澄白河は反転下落し、前期に二桁上昇した住吉や押上でも一服感が見られる。
永田町や神保町、大手町、三越前は事例数が50件未満と少なく、個別事例の影響を受けやすくなっている。
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