2017年12月5日号 東京メトロ丸ノ内線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積 「現状価格」は17年6月〜17年8月までの3ヵ月間を集計

本郷三丁目が反転、下落

東京メトロ丸ノ内線(池袋~荻窪)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は276万円。1年前に比べて0.9%、2万円上昇した。事例数は3138件(前年より321件減)、平均築年数が23.9年(1年前22.1年)、平均専有面積は44.11平方メートル(同44.79平方メートル)だった。今回掲載区間(池袋~新宿御苑前)における最高値は銀座の544万円。

上昇と下落が混在する展開。中でも池袋は堅調だ。今期は横ばいながら、前期の二桁上昇の勢いを維持。事例数も区間内で最多の537件。平均専有面積は40平方メートル前後で推移している。平均坪単価は2年前から30万円上昇した。

本郷三丁目は前期で約15%上昇したが、今期は反転し約7%の下落。前期に比べ、築古物件の事例数が増加したことにより、平均坪単価は約20万円の下落となった。

淡路町東京、銀座、赤坂見附の各駅は事例数が10~30件台と少ないため、平均築年数や平均坪単価に与える影響が大きくなっている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ