東京カンテイ

2020年8月25日号　小田急小田原線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年3月～20年5月までの3ヵ月間を集計

代々木八幡が二桁上昇

小田急小田原線（新宿～小田原）の平均坪単価は143万円で、1年前から8.7％、14万円下落した。事例数は5844件（前年より151件増）、平均築年数が28.9年（1年前27.2年）、平均専有面積は64.66平方メートル（同62.25平方メートル）。今回掲載区間（新宿～成城学園前）における最高値は代々木八幡と代々木上原の358万円。

代々木八幡は反転して二桁上昇。平均坪単価は358万円となった。今期はファミリー向け事例が増加し、平均専有面積は67平方メートル台に拡大した。一方、隣駅の代々木上原は築古事例が増加したため、8％台の大幅下落となった。

経堂は下落基調。築年数の上積みが進み、平均築年数が30年を超えている。

千歳船橋以西はファミリー向けが多い区間だ。反転下落した千歳船橋、上昇が続く祖師ヶ谷大蔵、下落が一服した成城学園前と各駅の様相は異なる。

南新宿、東北沢は事例数が20件未満のため、個別事例の影響が出やすくなっている。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ