2024年08月20日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年4月~24年6月までの3ヵ月間を集計

新宿が坪400万円の大台に

京王線(新宿~京王八王子)における平均坪単価は226万円で、1年前に比べて6万円、2.3%下落した。事例数は4115件(前年より232件増)、平均築年数は31.1年(1年前30.4年)、平均専有面積は57.73平方メートル(同56.45平方メートル)だった。今回掲載区間(新宿~布田)における最高値は新宿の404万円。

新宿は好調で、前期から上昇幅が拡大。今期は二桁上昇で坪400万円の大台に到達した。事例数に減少傾向が見られる一方で、築年数の浅い事例の割合が増加した。

明大前も7%台の連続上昇で坪300万円に乗った。平均築年数は30年台後半で推移し路線平均よりも高いが、前期から築浅化が進んだ。

前期で上昇した下高井戸は反転して17%台の大幅下落。築古事例が増加し、平均築年数は43.6年まで伸びた。

仙川は連続上昇で267万円。築浅事例の増加により、平均築年数は同路線で最も若い20.4年となった。ファミリー向けが多く、平均専有面積は60平方メートル台後半で推移。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ