2024年11月19日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年7月~24年9月までの3ヵ月間を集計

上昇続く浅草、300万円到達

東武伊勢崎線(浅草~伊勢崎)における平均坪単価は154万円で、1年前に比べて10万円、6.4%下落した。事例数は4222件(前年より282件減)、平均築年数は31.0年(1年前29.2年)、平均専有面積は61.54平方メートル(同60.54平方メートル)だった。今回掲載区間(浅草~獨協大学前)における最高値は浅草の311万円。

前期7%上昇の浅草は、今期も同水準で上昇し300万円台に到達した。事例数は232件。築浅化が進み、平均築年数は25.7年だった。

複数路線が乗り入れる押上はわずかながら上昇して298万円。300万円の大台が目前だ。

前期で下落した曳舟牛田はほとんどの駅が上昇に転じた。中でも東向島は6.6%、鐘ヶ淵は10.3%の上昇となった。

北千住は坪243万円。築年数の上積みが見られるものの、平均坪単価は少しずつ上昇している。西新井も2%台の連続上昇で、坪186万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ