2021年3月16日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年9月~20年11月までの3ヵ月間を集計

ふじみ野以北は下落目立つ

東武東上線(池袋~小川町)の平均坪単価は149万円で、1年前から2.7%、4万円上昇した。事例数は3945件(前年より497件減)、平均築年数が28.0年(1年前26.4年)、平均専有面積は59.57平方メートル(同59.65平方メートル)。今回掲載区間(柳瀬川~東松山)における最高値はふじみ野の132万円。

ファミリー向けが多い今回区間では下落駅がやや増加した。柳瀬川みずほ台の両駅は築年数の上積みが進んだため、どちらも反転下落。特に柳瀬川の平均築年数は路線全体でも最も古く、30年台後半まで上昇した。

鶴瀬は回復基調。築古事例が増加した前期は二桁下落したが、今期は上昇に転じた。

ふじみ野以北は下落駅が目立つ。事例数が少ない霞ヶ関(22件)を除けば、川越鶴ヶ島は堅調だが、おおむね下落。上福岡新河岸は下落幅が拡大している。

東松山は前期下落から反転して2年前の水準に回復した。平均専有面積は80平方メートルを超えた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ