2021年3月9日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年9月~20年11月までの3ヵ月間を集計

中板橋以北は上昇目立つ

東武東上線(池袋~小川町)の平均坪単価は149万円で、1年前から2.7%、4万円上昇した。事例数は3945件(前年より497件減)、平均築年数が28.0年(1年前26.4年)、平均専有面積は59.57平方メートル(同59.65平方メートル)。今回掲載区間(池袋~志木)における最高値は池袋の272万円。

池袋は反転下落し、平均坪単価は272万円となった。事例数は同路線最多の490件。築古事例が増加したため、平均築年数は30年を超えた。平均専有面積は40平方メートル台で推移している。

大山は下落傾向で平均坪単価は189万円。築年数の上積みが進み、平均築年数は30年超となった。

中板橋以北は、東武練馬を除いて、横ばいから上昇となった。中でも上板橋は緩やかな上昇が続き、平均坪単価は170万円となった。

ファミリー向けが多い和光市朝霞朝霞台の各駅も上昇基調。和光市、朝霞台は築浅事例が増加しており、平均築年数も20年台前半だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ