東京カンテイ

2023年9月5日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月～4月までの3ヵ月間を集計

妙典、二桁上昇続く

東京メトロ東西線(中野～西船橋)の平均坪単価は261万円。1年前に比べて11万円、4.1%上昇した。事例数は5920件(前年よりも1785件増)、平均築年数が31.1年(1年前は30.0年)、平均専有面積は59.32平方メートル(同57.58平方メートル)だった。今回掲載区間(木場～西船橋)の最高値は木場の290万円。平均専有面積60平方メートル以上のファミリー向け物件が多い区間。事例数が大幅に増加した駅が目立つ。

木場は築古化が進んだものの、平均坪単価は前年に続き上昇した。同線の中で事例数最多(570件)の東陽町は微減となった。葛西も築古物件が増えた影響で4.3%下落し、再び100万台に下落した。南行徳は反転上昇。前年に二桁の上昇だった行徳は、平均築年数が6年嵩んだことで下落に転じた。妙典は前年に続き二桁の上昇となり、200万円の大台が近づいてきた。JRや東葉高速鉄道も乗り入れる西船橋は前年のマイナスから一転、二桁の上昇となった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ