東京カンテイ

2021年9月21日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は21年4月～21年6月までの3ヵ月間を集計

汐留は600万円台に

都営地下鉄大江戸線（光が丘～新宿〈放射部〉、新宿～都庁前〈環状部〉）における平均坪単価は376万円。1年前に比べて28万円、8.1％上昇した。事例数は5006件（前年より987件減）、平均築年数24.4年（1年前23.2年）、平均専有面積は52.95平方メートル（同56.09平方メートル）だった。今回掲載区間（東新宿～汐留）の最高値は汐留の607万円。

今回掲載区間は全ての駅で前年を上回った。前年2.8％減だった牛込柳町は、一転、21.9％もの大幅上昇となった。築浅物件の取引が増え、平均築年数が32.6年→23.2年へと大幅に築浅化が進んだことが要因とみられる。

子育て世帯にも人気の本郷三丁目は平均築年数の築古化が進んだにもかかわらず、平均坪単価は3.1％上昇となった。

両国や森下、月島、勝どきは10％台の上昇。

今回最高値だった汐留は前年比8.4％上昇し、600万円台の大台に乗った。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ