2017年6月20日号 JR常磐線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積 「現状価格」は17年2月〜17年4月までの3ヵ月間を集計

上昇基調、金町は家族向け増

JR常磐線快速・各駅停車(上野~取手)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は126万円。1年前に比べて10万円、8.2%上昇した。事例数は2688件(前年より410件減)、平均築年数が22.5年(1年前22.0年)、平均専有面積は64.15平方メートル(同64.22平方メートル)だった。掲載駅における最高値は上野の272万円。

掲載エリアは築10~20年台前半が多く、総じて上昇傾向だ。日暮里は前年比マイナスとなったが、平均坪単価240万円と高水準を維持。築年が上がった綾瀬も平均坪単価が5.1%下落したものの、2年前と同水準を維持している。

複数路線が通る上野南千住北千住は好調。特に北千住は近年、大学誘致などが奏功し若者にも人気。「穴場だと思う街ランキング」などの特集で注目を集めている。2年連続の上昇で、平均坪単価は200万円に迫る勢いだ。

葛飾エリアも好調。特に金町はファミリー向け物件の事例が多く、2年連続の二桁上昇を記録している。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ