2025年9月16日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

上昇継続、事例の若返りも

東京メトロ日比谷線(中目黒~北千住)の平均坪単価は613万円で1年前に比べて173万円、39.1%上昇した。事例数は3668件(前年より483件減)、平均築年数が26.9年(1年前27.0年)、平均専有面積は56.66平方メートル(同52.77平方メートル)。今回掲載区間(人形町~北千住)の最高値は小伝馬町の540万円。

前回掲載区間(日比谷線(1))と比べ、上昇率は緩やかながら各駅が前期比で上昇した。人形町は坪454万円。平均築年数がわずかに若返り、前期から二桁上昇となった。

小伝馬町は41%台の反転上昇で坪540万円となった。事例数は61件と周辺駅に比べて少ないが、平均築年数が17年まで若返った。

上野(坪436万円、前期比21.1%上昇)、入谷(同306万円、同6.6%上昇)、北千住(同271万円、同9.7%上昇)の各駅も前期から上昇率が拡大し、堅調さを示した。事例が若返った南千住は15%の上昇に転じ、坪283万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ