2025年9月2日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

飯田橋が続伸で二桁上昇

東京メトロ南北線(目黒~赤羽岩淵)の平均坪単価は655万円。1年前に比べて154万円、30.9%上昇した。事例数は3186件(前年よりも723件減)、平均築年数が26.7年(1年前は26.9年)、平均専有面積は60.55平方メートル(同59.13平方メートル)だった。今回掲載区間(飯田橋~赤羽岩淵)の最高値は飯田橋の636万円。

飯田橋は事例の築古化が進んだが、前期を上回る二桁上昇となった。

後楽園は二桁の反転上昇で坪456万円となった。事例数は前期並みの135件ながら、平均築年数が28年まで若返った。駒込は連続上昇し、今期は8.5%の上昇で344万円となった。

王子は事例の築古化により下落に転じた。ただ下落幅はわずかで、2年前の水準となった。事例数は今期が229件(前期338件、前々期384件)で、減少傾向が見られる。

前期下落した志茂赤羽岩淵はそれぞれ二桁の上昇に転じた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ