2025年8月19日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

千葉県区間で下落トレンド

東京メトロ東西線(中野~西船橋)の平均坪単価は279万円。1年前に比べて23万円、9.1%上昇した。事例数は4371件(前年よりも1302件減)、平均築年数が33.0年(1年前は32.1年)、平均専有面積は59.48平方メートル(同60.84平方メートル)だった。今回掲載区間(木場~西船橋)の最高値は木場の338万円。

木場は事例数を153件(前期比190件減)と減らす中、事例の若返りが進み、二桁の大幅上昇となった。

東陽町は事例数が319件(前期434件、前々期564件)と減少傾向だ。平均築年数も30年台半ばで推移しているが、今期は二桁上昇に転じて、平均坪単価は276万円となった。 

前期横ばいの南砂町も事例の若返りの影響で二桁の上昇を示した。

千葉県区間では下落駅も目立つ。平均築年数が40年を超える行徳は連続下落で坪133万円。西船橋も築古物件の影響で連続下落し、146万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ