2025年7月8日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

築浅化の池袋が二桁上昇

東京メトロ丸ノ内線(池袋~荻窪)の平均坪単価は434万円。1年前に比べて66万円、17.9%上昇した。事例数は3429件(前年よりも361件減)、平均築年数が30.5年(1年前は31.0年)、平均専有面積は48.45平方メートル(同47.48平方メートル)だった。今回掲載区間(池袋~四谷三丁目)の最高値は大手町の824万円だった。

前期の下落駅も上昇に転じ、二桁上昇が目立つ展開だ。ターミナル駅の池袋は18%台の上昇で平均坪単価が412万円となった。事例数は減少傾向だが、569件で今期も同路線最多。事例の若返りも見られ、平均築年数が30年を切った。

後楽園御茶ノ水は事例の築浅化により、30%を超える上昇に転じた。淡路町はやや築年の上積みが見られたが、二桁の反転上昇だ。

大手町~赤坂見附も上昇幅を広げたものの、事例数が40件未満で個別事例の影響が出やすくなっている。

四谷三丁目は二桁上昇で500万円の大台に乗った。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ