2025年1月21日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年9月~24年11月までの3ヵ月間を集計

事例400件超の柏は連続下落

JR常磐線(上野~天王台)の平均坪単価は171万円で、1年前から7万円下落した。事例数は4144件(前年より38件増)、平均築年数が30.1年(1年前28.1年)、平均専有面積は64.30平方メートル(同62.30平方メートル)。今回掲載区間(北松戸~天王台)の最高値は新松戸の124万円。

北松戸は好調。今期は二桁上昇で100万円の大台に達した。事例数は増加傾向で、今期は108件となった。平均専有面積は58.74平方メートル。

新松戸、北小金はそれぞれ連続上昇。どちらもファミリー向けが多い駅で、事例数は増加傾向だ。それぞれ坪単価の上昇幅は縮小した。

は連続下落で坪123万円となった。2年前から20万円下落している。事例数は今回掲載区間最多の438件。平均築年数は路線平均を下回っているものの、築年数の上積みが見られている。

北柏は反転上昇。我孫子は緩やかな上昇で坪118万円となった。天王台は事例の築古化が進んだため、連続下落となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ