2025年12月9日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

小田栄が200万円目前に

JR南武線(川崎~立川)の平均坪単価は249万円で1年前に比べて24万円上昇した。事例数は3282件(前年より188件減)、平均築年数が28.1年(1年前は27.9年)、平均専有面積は60.60平方メートル(同59.40平方メートル)。今回掲載区間(稲城長沼~立川)の最高値は谷保の244万円。

掲載区間は、事例数が50件未満の駅が過半を占めた。前期は各駅が下落したが、今期は上昇駅が目立つ。事例数が100件を超える西府はわずかながら上昇に転じた。

JR南武線・支線(尻手~浜川崎)の平均坪単価は194万円で1年前に比べて3万円上昇。事例数は461件(前年より27件増)、平均築年数が26.4年(1年前25.3年)、平均専有面積は60.98平方メートル(同58.35平方メートル)。最高値は川崎新町の216万円。川崎新町は上昇を維持した。同路線の中でも平均築年数が若く、10年台前半だ。

小田栄は前期の横ばいから二桁上昇となり、坪単価200万円が迫ってきた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ