2025年11月11日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

大井町が坪500万円台

JR京浜東北線(品川~大船)における平均坪単価は296万円で、1年前に比べて58万円、23.9%上昇した。事例数は6686件(前年より35件減)、平均築年数が30.8年(1年前30.9年)、平均専有面積は61.77平方メートル(同59.94平方メートル)。今回区間(品川~桜木町)における最高値は品川の712万円。

今回区間の大半の駅が上昇しており、上昇率もおおむね拡大した。品川は前期に続き20%を超える大幅上昇。築浅事例の増加により、平均築年数は2年以上も若返った。平均専有面積は80平方メートルを超えてきた。

大井町も38%台の大幅上昇で、坪500万円の大台を突破した。事例の若返りが進んだ。

大森蒲田の両駅も二桁上昇で坪300万円台に乗った。蒲田は平均築年数がわずかに伸びる中での上昇だ。

前期横ばいの川崎は7%の上昇で坪243万円。事例数の減少及び築古化が見られたが、事例数は874件で今期も同路線最多となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ