東京カンテイ

2020年6月30日号　東急池上線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年3月～20 年5月までの3ヵ月間を集計

池上は築古増で二桁下落

東急池上線（五反田～蒲田）の平均坪単価は239万円で、1年前から1.3％、3万円下落した。事例数は1544件（前年より247件減）、平均築年数が29.7年（1年前26.2年）、平均専有面積は49.58平方メートル（同47.03平方メートル）。掲載区間における最高値は五反田の277万円。

比較的事例数の多い各駅では、築年数の上積みが進み、下落基調となった。

五反田は横ばいで、前年と変わらず。平均築年数が30年台の半ばに近づいてきたが、事例数は400件前後で推移しており、同路線で最多を誇る。

長原は反転下落で、平均坪単価は203万円となった。

石川台は下落幅が拡大し、平均坪単価も200万円を下回った。事例数が減少傾向（2年前143件、1年前99件）で、50件未満となった今期は築古事例の影響を受け、平均築年数が40年に迫る。

池上も二桁下落。築古事例の増加により、同路線の平均築年数を上回った。平均専有面積は拡大した。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ