2025年6月10日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

住吉、船堀が二桁の反転上昇

都営地下鉄新宿線(新宿~本八幡)における平均坪単価は361万円。1年前に比べて59万円、19.7%上昇した。事例数は2310件(前年より704件減)、平均築年数が27.4年(1年前28.3年)、平均専有面積は57.97平方メートル(同59.14平方メートル)だった。今回掲載駅(菊川~本八幡)における最高値は住吉の336万円。

前期は横ばい、下落の駅が目立ったが、今期は大半の駅が上昇した。菊川は前期から上昇率が伸び、坪300万円の大台に乗った。平均専有面積が拡大している。

住吉は事例が若返り、20%台の反転上昇となった。平均築年数は26.1年で路線平均を下回った。ファミリー向けが多い船堀も、住吉同様、事例が若返り、前期の下落から二桁の上昇に転じた。

前期横ばいだった一之江はわずかに下落し、平均坪単価が200万円を切った。一方、瑞江篠崎はそれぞれ上昇した。特に本八幡は前期から39万円上昇し、坪264万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ