2025年6月3日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

過半が二桁の大幅上昇

都営地下鉄新宿線(新宿~本八幡)における平均坪単価は361万円。1年前に比べて59万円、19.7%上昇した。事例数は2310件(前年より704件減)、平均築年数が27.4年(1年前28.3年)、平均専有面積は57.97平方メートル(同59.14平方メートル)だった。今回掲載駅(新宿~森下)における最高値は神保町の878万円。

前期以上の上昇率を示した今回区間。大半が二桁の大幅上昇だ。

曙橋は平均坪単価が465万円となった。事例の築浅化により、平均築年数は28年まで若返った。

市ケ谷は689万円、九段下は673万円で、前年からそれぞれ坪単価が100万円を超える上昇だ。九段下の事例数は55件(1年前63件)と減少したが、平均築年数が24年台まで若返り、前年比38%台の上昇率となった。

神保町は前期に続き、事例数が同路線で最少だ。今期は39件となる中で築浅化が進み、平均築年数は16.9年まで若返った。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ