2025年5月27日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

西巣鴨が坪300万円突破

都営地下鉄三田線(目黒~西高島平)の平均坪単価は438万円。1年前に比べて79万円、22.0%上昇した。事例数は3734件(前年よりも1025件減)、平均築年数が30.1年(1年前は30.3年)、平均専有面積は54.77平方メートル(同55.27平方メートル)だった。今回掲載区間(西巣鴨~西高島平)の最高値は西巣鴨の321万円。

前期は複数の駅が下落したが、今期は蓮根がわずかに下落したのみだ。

西巣鴨は約10%の上昇で平均坪単価が321万円となった。築年の上積みが見られるものの、近隣駅よりは築年が浅く、今期は300万円の大台を突破した。

本蓮沼は事例の築浅化が進み、前期からの上昇率は11%台まで伸びた。

志村三丁目は前期の横ばいから今期は8%の上昇で坪202万円となった。平均築年数は30年台後半で推移している。

西台新高島平はどちらもわずかながら事例が若返り、平均坪単価が上昇に転じた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ