2025年3月18日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年9月~24年11月までの3ヵ月間を集計

上昇松戸、事例の築浅化進む

新京成電鉄(松戸~京成津田沼)の平均坪単価は115万円で、1年前と比べて3.2%、4万円下落した。事例数は1612件で、前年よりも214件減少。平均築年数は31.4年(1年前30.4年)、平均専有面積68.42平方メートル(同69.08平方メートル)。今回掲載区間(松戸~鎌ヶ谷大仏)の最高値は松戸の154万円。

ファミリー向けの多い同路線。事例数にばらつきがあり、個別事例の影響を受けやすい駅もある。

前期で大幅上昇した松戸は今期もわずかに上昇した。事例数は同路線最多の490件。増加傾向が続く中、平均築年数の築浅化が進み、今期は28.3年となった。

上本郷は反転下落。前期で若返った事例の築古化により、平均築年数が伸びた。

常盤平五香はどちらも二桁の反転下落で平均坪単価が100万円を下回った。事例の築古化により、平均築年数が3~7年もかさんだ。

鎌ヶ谷大仏は連続下落。平均築年数は40年超で、同路線内で最も高くなっている。 

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ