2025年2月25日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年9月~24年11月までの3ヵ月間を集計

事例増の新松戸が連続上昇
JR武蔵野線(府中本町~西船橋)の平均坪単価は145万円で、1年前から3.5%、5万円下落した。事例数は3079件(前年より90件減)、平均築年数が29.9年(1年前28.1年)、平均専有面積は68.96平方メートル(同69.10平方メートル)。今回掲載区間(吉川~西船橋)の最高値は、吉川美南の193万円。
前期の上昇基調から一転し下落の駅が増加した。吉川は前期から築浅化が進んだものの、9%台の下落となった。前期で平均専有面積が縮小したが、今期は72平方メートル台まで拡大した。
吉川美南は事例数が33件と少なく、個別事例の影響を受けやすい状況だ。前期からわずかに上昇した。
前期で二桁上昇した新三郷~南流山はいずれも下落に転じた。二桁下落の三郷は平均築年数が32年まで伸びた。
新松戸は連続上昇で坪124万円となった。事例数は287件(前期192件)と増加。平均築年数は30年台後半で推移しているが、今期は37.5年に若返った。