2024年10月15日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年7月~24年9月までの3ヵ月間を集計

さいたま新都心が連続上昇

JR京浜東北線(大宮~田端)における平均坪単価は198万円で、1年前に比べて6万円、3.3%下落した。事例数は5150件(前年より434件減)、平均築年数は30.0年(1年前28.1年)、平均専有面積は61.14平方メートル(同61.13平方メートル)だった。掲載区間における最高値は赤羽東十条の285万円。

大宮は反転下落して185万円となった。事例数が727件(前年661件、2年前456件)と増加する中で、築古化が進んだ。

さいたま新都心は前期に続く二桁上昇で263万円となった。事例数は同路線最少の74件だが、平均築年数も14.5年と最も若い。この2年間で73万円上昇した。

前期は二桁上昇だった南浦和は10%台の下落に転じた。川口は築古事例の増加により、3%台の下落。事例数は1015件で、掲載区間の中で最多。

東十条は好調で、今期も7%台の上昇となった。赤羽と並んで、掲載区間の最高値となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ