2023年7月25日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月~4月までの3ヵ月間を集計

本郷三丁目、400万円台に

東京メトロ丸ノ内線(池袋~荻窪)の平均坪単価は349万円。1年前に比べて7万円、1.9%上昇した。事例数は4330件(前年よりも733件増)、平均築年数が30.4年(1年前は28.8年)、平均専有面積は46.83平方メートル(同44.64平方メートル)だった。今回掲載区間(池袋~四谷三丁目)の最高値は大手町の659万円だった。

東京メトロの他、JR線、東武線、西武線などが乗り入れる一大ターミナル駅の池袋は、事例数が772件で最多。平均坪単価は2.5%上昇した。茗荷谷は平均築年数が2.5年進み、2.0%の下落となった。学校が多くファミリーに人気の本郷三丁目は15.9%の大幅上昇で400万円台に乗った。御茶ノ水は8.2%下落した。

最高値だった大手町は25.0%アップの大幅上昇となった。ただ事例数が12件で少ないため、個別事例の影響が出やすい駅だ。

四谷三丁目は平均築年数が5年ほど若返り、平均単価は2桁アップとなった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ