2023年1月3日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年8月~10月までの3ヵ月間を集計

北越谷は反転下落

東武伊勢崎線(浅草~伊勢崎)における平均坪単価は168万円で、1年前に比べて20万円、13.0%上昇した。事例数は3810件(前年より765件増)、平均築年数は28.0年(1年前27.2年)、平均専有面積は59.20平方メートル(同59.69平方メートル)だった。今回掲載区間(新田~伊勢崎)における最高値は新越谷の149万円。

新田は22%上昇し、平均坪単価は100万円目前となった。前年は大幅上昇だった新越谷と越谷は、堅調に推移し、それぞれ4%台、6%台の上昇率だった。一方、北越谷は5.3%の下落。築古物件の事例が増えたためと想定される。

せんげん台は20%近い上昇率で100万円の大台を超えた。武里、そして今回掲載区間で事例数最多の春日部も前年に引き続き二桁の上昇となった。

太田新伊勢崎伊勢崎は近年増減の振り幅が大きい。ただ、事例数が多くはないため、個別事例の影響が出やすい。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ