2020年8月4・11日号 東急目黒線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年3月~20 年5月までの3ヵ月間を集計

多摩川、新丸子が二桁下落

東急目黒線(目黒~日吉)の平均坪単価は266万円で、1年前から0.4%、1万円下落した。事例数は2453件(前年より320件減)、平均築年数が24.5年(1年前22.8年)、平均専有面積は58.89平方メートル(同57.71平方メートル)。掲載区間における最高値は目黒の350万円。

上昇と下落、さらに横ばいが入り乱れる展開となった。事例数が400件を超える武蔵小杉日吉の各駅はファミリー向け事例が豊富。どちらも平均専有面積は拡大し、同路線平均を引き上げた。

目黒は反転下落したものの、同路線最高値を維持。事例数も541件と同路線最多を誇るが、今期は築年数の上積みが進んだ。

武蔵小山は堅調。緩やかな上昇を維持し、平均坪単価は312万円となった。

多摩川新丸子は下落基調で、前期から下落幅が拡大した。どちらも今期は二桁下落で平均坪単価は200万円を下回った。多摩川の平均築年数が40年を超えるなど、築年数の上積みが目立っている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ