東京カンテイ

2023年8月1日号　

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション（ファミリー）の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価（3.3m2）を算出 単位：万円　カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月～4月までの3ヵ月間を集計

荻窪、引き続き上昇

東京メトロ丸ノ内線(池袋～荻窪)の平均坪単価は349万円。1年前に比べて7万円、1.9%上昇した。事例数は4330件(前年よりも733件増)、平均築年数が30.4年(1年前は28.8年)、平均専有面積は46.83平方メートル(同44.64平方メートル)だった。今回掲載区間(新宿御苑前～荻窪)の最高値は西新宿の483万円。支線(中野坂上～方南町)における平均坪単価は286万円。1年前に比べて16万円、6.1%上昇。事例数は1001件(前年よりも149件増)、平均築年数は32.8年(同31.5年)、平均専有面積は48.66平方メートル(45.14平方メートル)。

新宿御苑前は築古化が進み、前期比3.2％下落となった。西新宿は二桁の上昇。中野坂上は7.2％上昇で平均坪単価は300万の大台に乗った。新高円寺は平均築年数が3年ほど進み、11.4％の下落。JR中央線が乗り入れる荻窪は前期に引き続き上昇となった。

支線の築年数はいずれも30年前後。方南町の坪単価は6.7％増だった。

住宅新報社　データ提供：東京カンテイ