2019年5月28日号 JR総武線②

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は19年1月〜19年3月までの3ヵ月間を集計

事例豊富な錦糸町が上昇

JR総武線(千葉~三鷹)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は205万円。1年前に比べて1万円、0.7%上昇した。事例数は8804件(前年より164件減)、平均築年数が25.9年(1年前24.2年)、平均専有面積は55.75平方メートル(同56.49平方メートル)。今回区間の最高値は四ツ谷の417万円。

四ツ谷は好調。築浅物件の増加により二桁上昇し、平均坪単価は417万円となった。ファミリー向け物件の割合が高い。

市ヶ谷は下落基調。前期から下落幅が拡大し、今期は4%の下落。2年前から26万円下落し、平均坪単価は340万円となった。

錦糸町亀戸は前期から事例数が減ったものの、今期も400件超と取引は活発。両駅共に広めのカップル向け、40㎡台が中心。特に錦糸町は平均築年数が20年未満で推移しており、今期は6%台の反転上昇で平均坪単価は262万円となった。

平井もファミリー向けを中心に上昇基調が続いている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ