2017年7月25日号 JR武蔵野線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積 「現状価格」は17年2月〜17年4月までの3ヵ月間を集計

都心への乗換駅が好調

JR武蔵野線(府中本町~西船橋)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は105万円。1年前に比べて10万円、9.7%上昇した。事例数は1957件(前年より526件減)、平均築年数が22.8年(1年前22.6年)、平均専有面積は69.94平方メートル(同70.31平方メートル)だった。掲載駅における最高値は西国分寺の147万円。

東京市部、埼玉、千葉にまたがる環状路線のため、各路線への乗り換え可能駅が多い。例えば、JR埼京線の利用が可能な武蔵浦和は11%の二桁上昇と好調。エリア間で事例数が最も多い271件で、平均坪単価は141万円となった。南浦和は京浜東北線の利用が可能。築年数が前期より3.6年上積みとなったものの、2年連続の上昇を維持している。

一方、東浦和は都心部へ出るため隣接駅での乗り換えが必要だが、今期は16.9%の大幅上昇。前期の減少からプラスに転じ、平均坪単価は97万円となり、100万円の大台が近づいてきた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ