2025年11月25日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

事例豊富な茅ケ崎が連続上昇
JR東海道本線(横浜~小田原)の平均坪単価は207万円で、1年前に比べて17.1%、30万円上昇した。事例数が4509件(前年より11件増)、平均築年数が29.2年(1年前は28.5年)、平均専有面積は68.05平方メートル(同69.19平方メートル)。同路線の最高値は横浜の459万円。
戸塚は連続下落で坪124万円。今期も事例数は700件台を維持する中、築古化により、平均築年数が30年台半ばまで伸びた。
藤沢、辻堂も事例の築古化により、下落に転じた。どちらも事例数は500件台で推移。
茅ケ崎は連続上昇で坪178万円となった。事例数が600件超と豊富で、平均専有面積が70平方メートル台半ばで推移している。わずかながら事例の若返りが進み、前期から上昇幅が広がった。
大磯~鴨宮の各駅は事例数が30件未満と少なく、個別事例の影響を受けやすくなっている。小田原は連続上昇で平均坪単価が100万円台に到達した。