2025年11月18日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

関内以南で事例築古化進む
JR京浜東北線(品川~大船)における平均坪単価は296万円で、1年前に比べて58万円上昇した。事例数は6686件(前年より35件減)、平均築年数が30.8年(1年前30.9年)、平均専有面積は61.77平方メートル(同59.94平方メートル)。今回区間(関内~大船)における最高値は関内の281万円。
多くの駅で事例の築古化が進んだ。関内、山手はそれぞれ平均築年数が4年前後伸び、上昇率が前期から鈍化した。山手はわずかに上昇し、坪200万円の大台が目前。
JR根岸線(横浜~大船)の平均坪単価は252万円で、1年前に比べて46万円上昇した。事例数は3320件(前年より49件増)、平均築年数が31.4年(1年前31.1年)、平均専有面積は64.33平方メートル(同63.41平方メートル)。最高値は横浜の459万円。
ファミリー向けの多い同路線。新杉田~港南台の3駅は下落に転じた。中でも洋光台、港南台は平均築年数が40年を超えており、同路線内でも経年化が目立つ。