2025年10月14日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

北参道が坪900万円超
東京メトロ副都心線(和光市~渋谷)の平均坪単価は465万円で1年前に比べて96万円、26.0%上昇した。事例数は2415件(前年より506件減)、平均築年数が29.5年(1年前30.6年)、平均専有面積は54.66平方メートル(同53.05平方メートル)。同路線の最高値は北参道の924万円。
平和台は反転上昇し236万円。事例数は35件と同路線で最も少ない。氷川台もわずかな上昇に転じたが、平均築年数が30.9年まで伸びた。
雑司が谷、東新宿はどちらも平均築年数が30年代後半ながら上昇し、321万円、368万円となった。特に東新宿は前期の横ばいから二桁上昇だ。西早稲田も上昇率を二桁に伸ばした。
北参道は高騰が続く。前期は76%台、今期は26%台の大幅上昇で924万円。2年前から510万円、実に2倍以上の上昇だ。平均専有面積は60平方メートル前後で推移している。明治神宮前は事例数が40件台と同路線内でも少ないが、今期は40%に迫る大幅上昇で700万円の大台に到達した。