2025年4月1日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年9月~24年11月までの3ヵ月間を集計

築浅化の日暮里が反転上昇

京成本線(日暮里~京成成田)の平均坪単価は153万円で、1年前に比べて2.2%、3万円下落した。事例数は2577件(前年より10件減)、平均築年数が31.7年(1年前30.9年)、平均専有面積は63.61平方メートル(同63.43平方メートル)。今回掲載区間(日暮里~海神)の最高値は日暮里の365万円。

日暮里、町屋千住大橋は二桁の反転上昇。いずれも事例が築浅化した。このうち日暮里と千住大橋は21年台と前期から大きく若返った。

前期横ばいの堀切菖蒲園は4%の下落、お花茶屋は6.6%の上昇と異なる様相を示した。青砥は連続上昇で195万円となり、坪200万円の大台が近づいてきた。

京成高砂京成小岩の両駅は平均築年数が30年台半ばまで伸びており、今期は下落に転じた。

江戸川海神は事例数が50件未満。また、今期下落した新三河島京成関屋も事例数が20件未満と少ないため、個別事例の影響を受けやすくなっている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ